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最新刊行物

『情報地質』 第34巻(2023) 第1号


第1号 目次

論説

種の生存期間を離散的にデータ処理するためのブール代数−タプルの式への変換−……塩野 清治・山口 久美子

総説

地質科学的調査: データ処理から始めて情報取得の最適化を目指す……正路 徹也

学会記事

学会名称変更の理由とこれまでの経緯,および今後の進め方……会長 小池 克明

GEOINFORUM-2023 開催のお知らせ……GEOINFORUM-2023 実行委員会

 

編集規約および関連規定

『情報地質』原稿整理カード

保 証 書

入会申込書

 


編集後記

 

今年は関東大震災から100 年の節目の年となります.同等規模の内陸地震がトルコ南東部を襲い,3万人を超える犠牲者を出しています.プレート境界で発生した横ずれ型地震で,2016年熊本地震を彷彿させます.地震被害は地震の規模だけでなく,多くの建物の倒壊の様子を見るに構造物の素材,地盤,発生時間にも大きく左右されることを目の当たりにしました.地球科学は地震防災対策に何ができるのか,考えさせられます.本号には,学会名称変更の動きについての経緯・報告が掲載され,「情報地質学会」のあり方が問われています.当学会は,理学,工学,そして社会学などの融合分野をカバーしており,産学官の会員から成っています.まさに地震活動といった大地の動きを多角的に俯瞰できる学会であり,社会に貢献していける可能性を秘めています.その学会に相応しい名称を新たに模索し,次世代に継承していきたいというメッセージです.是非学会員の皆様にご関心をお持ちいただき,新しい名称決定に向けて審議を深めたいと思います.
第34巻1号は,内容が盛りだくさんです.論説1編は,「種の生存期間を離散的にデータ処理するためのブール代数−タプルの式への変換−」と題した塩野・山口(2022)の論理地質学の発展版,そして2022 年度功績賞を受賞された正路先生より総説「地質科学的調査:データ処理から始めて情報取得の最適化を目指す」記事を掲載しています.まさに大量データ処理の時代に生きる我々へ,道具を過信することなかれ,幅広い観点からデータを見よ,といった力強いメッセージとも取れます.
今年のGEOINFORUM-2023 は,いよいよ岡山理科大学を会場にハイブリッド開催を計画しています.現地で皆様と交流を持ちたいと強く願っております.
2023年2月15日 木戸 ゆかり
(海洋研究開発機構)


 

 

 「情報地質」オンライン版のご案内

オンライン用ISSN: ISSN 1347-541X

掲載場所::  J-STAGE(下記URLをクリック)

日本情報地質学会 会誌「情報地質」(from 1990)

http://www.jstage.jst.go.jp/browse/geoinformatics/-char/ja

 

★最新号に限り、学会員のみ閲覧可能です。

 

 

情報地質研究会 会誌「情報地質」(1975-1989)

http://www.jstage.jst.go.jp/browse/geoinformatics1975/-char/ja

 

 


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