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最新刊行物

『情報地質』 第29巻(2018) 第2号


第2号 目次

総説

地球科学プロセス解明のためのデータ駆動型解析−地質学分野における応用例−……桑谷 立

論説

地球科学的調査の進行に伴う地球情報エントロピーと分散の減少……正路徹也

研究紹介

大阪市立大学大学院創造都市研究科での空間情報学に関する研究……米澤 剛

Introduction of Geoinformatic researches at Vietnam National University, Hanoi (Vietnam)……Vu Thi Thu Thuy

 

『情報地質』編集規約および関連規定

「情報地質」原稿整理カード

保証書

入会申込書


編集後記

 

 

今号は総説1編,論説1編,研究紹介2編の4編をお届けします。奇しくも総説・論説,研究紹介のそれぞれで共有するテーマがあり,前者は地質情報解析の精緻化・深化,後者はベトナムにおける情報地質関連研究の状況です。総説ではスパースモデリング,論説では情報エントロピーが詳しく述べられました。地質情報は取得できる場所が限られることから,データが覆う面積や体積は地球の大きさに比べて本の僅かです。しかし,各点でのデータは多変量であり,化学成分などは多岐にわたります。多種多様なデータからスパースモデリングのように本質情報を抜き出し,これを空間方向にどのように精度良く拡張できるか? ここに情報エントロピーや深層学習(ディープラーニング)の活用が有効になるでしょう。深層学習の主体をなすニューラルネットワークを地質情報の解析に応用した論文は,情報地質にもいくつか掲載されています。スパースモデリングや深層学習は最近特に注目されていますが,情報地質学にも強く関連する手法であるので,当学会からの貢献が期待でき,求められるところと思います。
ベトナムではリモートセンシングやGISに人気があり,地質学を学ぶ学生も多いです。2014年にベトナム国家大学で開催し,私も組織委員として携わった資源関連の国際会議にも多くの若い学生が参加しました。研究紹介にありますようにベトナムでの情報地質学の発展に,当学会の研究グループが貢献しているのは大変喜ばしいことです。
さて,今号が発行される直後には奈良大学でGEOINFORUM-2018が開催されます。今年から講演要旨のページ数の上限を2ページと短くしたので,書き足らない発表者がおいでかも知れません。情報地質の原稿分類に短報がありますので,講演要旨に内容を追加されて短報,研究(技術)ノート,システム・ソフトウェア開発,あるいはもう少し長くして論説としての投稿をお願いします。今回の発表数は例年と同じようですので,情報地質に投稿できる材料は多いはずです。学会誌の充実は学会の活性化の柱であることは言うまでもありません。できるだけ早く査読結果をお届けできるよう,査読者にも協力いただいています。ぜひ積極的な多くの投稿をお待ちしています。


2018年6月4日 小池 克明(京都大学工学研究科)


 

 

 「情報地質」オンライン版のご案内

オンライン用ISSN: ISSN 1347-541X

掲載場所::  J-STAGE(下記URLをクリック)

日本情報地質学会 会誌「情報地質」(from 1990)

http://www.jstage.jst.go.jp/browse/geoinformatics/-char/ja

 

★最新号に限り、学会員のみ閲覧可能です。

 

 

情報地質研究会 会誌「情報地質」(1975-1989)

http://www.jstage.jst.go.jp/browse/geoinformatics1975/-char/ja

 

 


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